ブリューゲル 版画の世界 [Art]
400年前のワンダーランドへようこそ。
駅のホームで、このポスターを見かけて、行ってみたくなった展覧会。
ちょうど『展覧会へ行こう!』さんで、チケットプレゼントがあったので、 応募してみたらラッキーなことに当選しまして、単眼鏡片手に鑑賞してまいりました。
コレ、ものすごく面白いです!!
会場入り口で、いきなり奇怪なキャラクターが次々と登場するアニメーションに 心を奪われること間違いなし。どのキャラクターもグロテスクで不気味なんだけど、 どこか間の抜けた愛らしさがあるのです。
とりわけ私が気に入ったのは、『冥府へ下るキリスト』に出てくる”門番”。 勝手に”ゲジゲジくん”と命名しちゃいました。
近づいてよ~く見てみましょう。。。
ちょっとSUUMOに似てる??
会場で一番人気があったのが、「七つの罪源」シリーズ。
その中のひとつ、『大食』。。。。
食べすぎてお腹が裂けてしまったのに、まだ食べる。。。 身につまされる凄まじい光景なのに、なんか可笑しくて笑えるんですよね。
このシリーズのほかに「七つの徳目」シリーズもあるのですが、 罪源シリーズのほうが圧倒的に人気があるのは”怖いもの見たさ”ってやつでしょうか?
さて今日の一枚は、こちら。
『大きな魚は小さな魚を食う』 1557年
この版画をモティーフにしたアニメーション、気持ち悪くてビックリです。 それなのに3回も観てしまう私って、いったい何なんだろ??(笑)
出口近くに怪物スタンプがあったので、美術鑑賞手帖にポン、ポンと押してみました。
最後に、怪物キャラクター大集合のポストカードを購入。
こうして眺めてみると、『アリス・イン・ワンダーランド』に出てくるキャラに似ているような気が・・・。 そういえば、映画冒頭部分でアリスがこんなことを言ってましたよね?
「頭に魚を載せることが礼儀だったら?」 ほぅら、こんな風に・・・。
『聖アントニウスの誘惑』 1556年
ティム・バートン監督もブリューゲル版画を観たに違いない・・・と勝手な想像をしてますが、 時空を超えて人の心をワクワクさせるブリューゲルのワンダーランド、お薦めです。
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