『ロシュフォールの恋人たち』 [Cinema]
監督:ジャック・ドゥミ
CAST:カトリーヌ・ドヌーヴ、フランソワーズ・ドルレアック、ジョージ・チャキリス、ジーン・ケリーほか
1966年 フランス
*あらすじ*
年に1度の海の祭りに浮かれるフランス西南部の港町ロシュフォールを舞台に繰り広げられる、3組のカップルの恋物語。
ソランジュ(姉)とデルフィーヌ(妹)は美しい双子の姉妹。ソランジュは音楽家を、デルフィーヌはバレリーナを志し、花の都パリで自分達の力を試してみたいと願いつつ、いつの日か素敵な恋人に巡り会うことを夢見ていた。
一方、姉妹の母親イヴォンヌはカフェの女主人で、10年前に些細な事が原因で別れた婚約者のことをずっと愛し続けている。
それぞれが”素敵な恋人”との出逢いに、胸をときめかせながら、ロシュフォールの町のまばゆいばかりの陽射しを受けて、素晴らしい音楽とダンスが繰り広げられる。。。
*コメント*
衣装がカラフルで、可愛い!ベレー帽をちょこんと頭に載せて、軽やかに踊るシーンなど小粋で、いかにもフランスミュージカルといった感じです。
それにしても、フランスを代表する美人姉妹とアメリカから招かれた豪華キャストの競演!そして、ミシェル・ルグランとドゥミ監督が、『シェルブールの雨傘』に続いてコンビを組んだ、なんともゴージャスな映画ですね。
ドヌーヴは、完璧な美しさと憂いを含んだ眼差しで、観るものを魅了し続ける大女優ですが、この映画では、バレエ教師のレオタード姿の初々しさが印象的。実姉であるドルレアックは、若くして不慮の事故によりこの世を去ってしまっただけに、姉妹が揃ってスクリーンに登場するシーンは、それだけでもお宝映像なのかもしれません。
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