『まほろ駅前多田便利軒』 [読書日記]
誰しもそうであるように、私にもお気に入りの作家が数名います。
川上弘美さん、吉本ばななさん、山田詠美さん、田辺聖子さん・・・etc
本屋さんでは、お気に入りの作家の作品を探すことが多いのだけれど、 時折、題名や装丁に触発されて、今まで読んだことのない作家の作品を買うことも。。。
この作品とも、そんな感じで出逢いました。
”まほろ駅”って響きが、なんだかほっこりしていて、ほどよくふざけてて、 ちょっとワクワクしたんですね。
主人公ふたりの飄々とした風情、 たわいもない戯言のような会話に流れる、独特のテンポ、 そして、不意にあらわれる、きらっと心揺さぶるような台詞たち。
「不幸だけど満足ってことはあっても、後悔しながら幸福だということはない」
「愛情というのは与えるものではなく、 愛したいと感じる気持ちを、相手からもらうことをいうのだと」
もちろん、私好みのクスクス笑いを誘う場面も、そこかしこに散りばめられていて、 三浦しおんワールドに、どっぷり浸かってみたくなりました。
Amazonを検索したみたら、番外編もあるそうで、 そちらも読んでみようかと思いまする。
そしてそして、どうやら映画にもなってるらしく、この春公開予定なんですね。
http://mahoro.asmik-ace.co.jp/
行天役の松田龍平・・・イメージにピッタリかも! これも、たぶん・・・・いやきっと、観に行くんだろうな。
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